2006年 03月 12日
今の日本人に、Winny開発者を逮捕・告発する資格なんてあるのか。 |
時同じくして一昨日、村上春樹氏が自作の自筆原稿をヤスケンというニックネームで名の知れた編集者(故人)によって、無断で古書店やネットオークション上にばらまかれ、「盗品売買のようなもの」「著作者の権利を侵害するもの」と告発した。(文藝春秋4月号)
ヤスケンこと故安原顕氏は文芸界では有名で、物書きはもちろん本好きの人たちにも彼の批評・論評はいろんなメディアがとりあげるくらい人気があった。
ここで問題の核心にあるのは、古書店やネットオークションという「システム」の存在では、ない。あくまでも、安原という編集者の作家への背信行為とその売買に関与した、している人間の行為、その「銭儲け行為」こそが、問題なのだ。
ウィニーについても同じ事が言える。金子被告がつくったソフトウェアは先ほどの「システム」にあたるもので、彼が現在の著作権法にどういう意見をもっていたか、いるかなどは問題の核心では、ない。ウィニーをダウンロードしてタダで音楽や映画やエロムービーなどを楽しもうとしていた、いる「あさましい大衆の行為」こそが、問題なのだ。
そういったことを、自分たちに都合よくごまかすことをいい加減にやめんか、ヤマトンチュさんよ。
一応記しておくが、僕は、現在の「著作権法」には全く賛成していない。著作者が守られず、著作権者(大抵、著作者が契約する企業など)が儲かるだけの利権保護のための法律だからだ。でも、欲しいパッケージは必ず買っている。当たり前だ。
ついでにはっきりさせておくと、僕は、村上春樹の作品は好きではないし愛読者でもないし、ヤスケンも同様である。
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<ウィニー開発者>「流出は想定外で残念」講演会で主張 [ 03月11日 20時50分 ]
[ 毎日新聞 ]
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反ほう助罪に問われている元東京大助手、金子勇被告(35)=京都地裁で公判中=が11日、大阪市内で講演。相次ぐウイルス感染による情報流出について、「予想外で残念。ウィニーは技術の高い人を利用者として想定していた」としたうえで、「ウィニーネットワークが健全であることを望む。プログラムを数行書き換えることで漏えい対策はできるが、警察や検察との関係で動けない。求められれば協力する」と語った。
講演会は、エンジニアらでつくるNPO「ソフトウェア技術者連盟」主催。約100人が詰め掛けた。
保釈中の金子被告は、「技術的検証のため作ったウィニーと(情報)漏えいは本質的には無関係。ウィニーを入れさえしなければ防げると考えると対策を誤る」と強調。本質的な対策として、内部情報を家に持ち帰らない▽持ち帰ったデータを保存したパソコンを家族らと共有しない▽ウィニーがよく分からない人は使わない——などを挙げた。【サイバーテロ取材班】
◇防止システム、特許を昨秋出願
ウィニー開発者の金子勇被告は昨年9月22日、ウィニーを媒介とした内部情報流出を止めるシステムの特許を、特許庁に出願している。
弁護団事務局長の壇俊光弁護士によると、システム名は「提供情報管理システム」。仕組みは、ウィニーネットワークに管理者を置く▽管理者が「問題あり」として削除したい流出ファイルの固有ナンバーを暗号化し全利用者にネットで配布する▽利用者はナンバー情報を自動的に受けて、そのファイルはダウンロードされなくなる——というもの。アイデアは、04年の著作権法違反ほう助容疑での逮捕拘置中に練られたという。金子被告は今月9日京都地裁であった公判で、「問題のあるファイルを特定して、流出を止めるよう改良できる」と話していた。
しかし金子被告は、京都府警の家宅捜索を受けた03年11月、「改良などの開発をしない」との誓約書を府警に提出している。壇弁護士は「府警と京都地検が『改良することで、罪を問わない』と言えば金子被告はすぐに着手すると思う」と話している。
ヤスケンこと故安原顕氏は文芸界では有名で、物書きはもちろん本好きの人たちにも彼の批評・論評はいろんなメディアがとりあげるくらい人気があった。
ここで問題の核心にあるのは、古書店やネットオークションという「システム」の存在では、ない。あくまでも、安原という編集者の作家への背信行為とその売買に関与した、している人間の行為、その「銭儲け行為」こそが、問題なのだ。
ウィニーについても同じ事が言える。金子被告がつくったソフトウェアは先ほどの「システム」にあたるもので、彼が現在の著作権法にどういう意見をもっていたか、いるかなどは問題の核心では、ない。ウィニーをダウンロードしてタダで音楽や映画やエロムービーなどを楽しもうとしていた、いる「あさましい大衆の行為」こそが、問題なのだ。
そういったことを、自分たちに都合よくごまかすことをいい加減にやめんか、ヤマトンチュさんよ。
一応記しておくが、僕は、現在の「著作権法」には全く賛成していない。著作者が守られず、著作権者(大抵、著作者が契約する企業など)が儲かるだけの利権保護のための法律だからだ。でも、欲しいパッケージは必ず買っている。当たり前だ。
ついでにはっきりさせておくと、僕は、村上春樹の作品は好きではないし愛読者でもないし、ヤスケンも同様である。
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<ウィニー開発者>「流出は想定外で残念」講演会で主張 [ 03月11日 20時50分 ]
[ 毎日新聞 ]
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反ほう助罪に問われている元東京大助手、金子勇被告(35)=京都地裁で公判中=が11日、大阪市内で講演。相次ぐウイルス感染による情報流出について、「予想外で残念。ウィニーは技術の高い人を利用者として想定していた」としたうえで、「ウィニーネットワークが健全であることを望む。プログラムを数行書き換えることで漏えい対策はできるが、警察や検察との関係で動けない。求められれば協力する」と語った。
講演会は、エンジニアらでつくるNPO「ソフトウェア技術者連盟」主催。約100人が詰め掛けた。
保釈中の金子被告は、「技術的検証のため作ったウィニーと(情報)漏えいは本質的には無関係。ウィニーを入れさえしなければ防げると考えると対策を誤る」と強調。本質的な対策として、内部情報を家に持ち帰らない▽持ち帰ったデータを保存したパソコンを家族らと共有しない▽ウィニーがよく分からない人は使わない——などを挙げた。【サイバーテロ取材班】
◇防止システム、特許を昨秋出願
ウィニー開発者の金子勇被告は昨年9月22日、ウィニーを媒介とした内部情報流出を止めるシステムの特許を、特許庁に出願している。
弁護団事務局長の壇俊光弁護士によると、システム名は「提供情報管理システム」。仕組みは、ウィニーネットワークに管理者を置く▽管理者が「問題あり」として削除したい流出ファイルの固有ナンバーを暗号化し全利用者にネットで配布する▽利用者はナンバー情報を自動的に受けて、そのファイルはダウンロードされなくなる——というもの。アイデアは、04年の著作権法違反ほう助容疑での逮捕拘置中に練られたという。金子被告は今月9日京都地裁であった公判で、「問題のあるファイルを特定して、流出を止めるよう改良できる」と話していた。
しかし金子被告は、京都府警の家宅捜索を受けた03年11月、「改良などの開発をしない」との誓約書を府警に提出している。壇弁護士は「府警と京都地検が『改良することで、罪を問わない』と言えば金子被告はすぐに着手すると思う」と話している。
by ansackbryan
| 2006-03-12 01:41
| あらがい