2005年 02月 04日
私信:" yukari "さん、コメントありがとう。長くなったので投稿で。 |
"yukari"さん、コメントありがとう。
確かに動物のメスの「一見」残酷過ぎるくらいの「子殺し」や「オス殺し」を僕も知っては、います。しかしそれらはどれも例にもれず、生息・繁殖している現在の環境の中で、いかに確率的に高い方法で「子孫を残すか」という動物の本能のテーマに従った「選択」の結果であることが、調べればよくわかります。餌の少ない砂漠などで小さな群れを単位にして生きているほ乳類によくみられるのは何匹かの子供を産んでもわざと大きくなる前にかみ殺してしまうとか、昆虫でも餌のかかりにくい地域だと産卵のあとオスが食欲に負けて卵や幼虫を食べてしまわないようにメスがオスを食い殺すとか、本当にいろんな生態があるけれども。たとえ人間の感覚でパッとみると、リスキーに「見えたり」残酷に「見えたり」無駄にさえ「見えたり」する行動も、動物に共通しているのは、その種(しゅ)がその時のその環境のなかでいかにしてうまく子孫を残すか、という本能のテーマに忠実で、無駄な要素は全くないということ。情緒的すぎたかもしれないけれど、人間もヒトという動物としての本能を残しているだろうから、なんでこうも無駄に残酷になれるんかな、という気持ちを書いたつもりで。
僕の文の中にも、いわゆる「行間」にも、『母性を押し付け』たことはなく、退化というのも「動物の一種としてのヒト」についての漠然としたイメージで、母性や父性について書いたのではないんだ。
それから。僕はいっさい、『「こうでならなければならない」と思う』とは思ってもいないし、現にどこにもそんなこと書いていないでしょう。そんな、えらそうなことは嫌いなので、まして書いたりしません。
あと、試験管ベビーについては、いずれまた。
それと。
戦争や紛争で人間同士が「殺りくしあう、虐殺しあう、しいたげあう」ということと、ある社会の中の人間関係で「虐待する・される、いじめる・られる、ボコる・られる」ということとは、僕個人としては分けてとらえているんだ。暴力の性質とか構造とか心理とか、いろいろと違う要素があると思うから。
とにもかくにも、コメントでも返事がくるもんなんだなぁと。
"yukari"さん、よければ、また、書き込んでくだされ。どうぞ、よろしゅうに。
確かに動物のメスの「一見」残酷過ぎるくらいの「子殺し」や「オス殺し」を僕も知っては、います。しかしそれらはどれも例にもれず、生息・繁殖している現在の環境の中で、いかに確率的に高い方法で「子孫を残すか」という動物の本能のテーマに従った「選択」の結果であることが、調べればよくわかります。餌の少ない砂漠などで小さな群れを単位にして生きているほ乳類によくみられるのは何匹かの子供を産んでもわざと大きくなる前にかみ殺してしまうとか、昆虫でも餌のかかりにくい地域だと産卵のあとオスが食欲に負けて卵や幼虫を食べてしまわないようにメスがオスを食い殺すとか、本当にいろんな生態があるけれども。たとえ人間の感覚でパッとみると、リスキーに「見えたり」残酷に「見えたり」無駄にさえ「見えたり」する行動も、動物に共通しているのは、その種(しゅ)がその時のその環境のなかでいかにしてうまく子孫を残すか、という本能のテーマに忠実で、無駄な要素は全くないということ。情緒的すぎたかもしれないけれど、人間もヒトという動物としての本能を残しているだろうから、なんでこうも無駄に残酷になれるんかな、という気持ちを書いたつもりで。
僕の文の中にも、いわゆる「行間」にも、『母性を押し付け』たことはなく、退化というのも「動物の一種としてのヒト」についての漠然としたイメージで、母性や父性について書いたのではないんだ。
それから。僕はいっさい、『「こうでならなければならない」と思う』とは思ってもいないし、現にどこにもそんなこと書いていないでしょう。そんな、えらそうなことは嫌いなので、まして書いたりしません。
あと、試験管ベビーについては、いずれまた。
それと。
戦争や紛争で人間同士が「殺りくしあう、虐殺しあう、しいたげあう」ということと、ある社会の中の人間関係で「虐待する・される、いじめる・られる、ボコる・られる」ということとは、僕個人としては分けてとらえているんだ。暴力の性質とか構造とか心理とか、いろいろと違う要素があると思うから。
とにもかくにも、コメントでも返事がくるもんなんだなぁと。
"yukari"さん、よければ、また、書き込んでくだされ。どうぞ、よろしゅうに。
by ansackbryan
| 2005-02-04 11:28
| 夢も見ずに眠りたい